歯肉退縮の
症状と進行
歯が長く見える・しみるなどの違和感は
歯肉退縮のサインかもしれません。
その症状、
歯肉退縮が原因かも
しれません
歯ぐきが下がり、歯の根元が露出してしまう「歯肉退縮」。見た目の問題だけでなく、知覚過敏や虫歯のリスクも高まります。大阪つつい歯科・矯正歯科では、専門的な歯周外科治療により、歯肉退縮を改善し、健康で美しい口元を取り戻すお手伝いをしています。以下では、実際の治療症例をご紹介します。
歯肉退縮で現れる主な初期症状
歯肉退縮は初期段階では痛みが少なく、気づきにくいことがあります。以下のような症状が見られる場合は、早期の診断・対応が大切です。
歯が以前より長く見える
冷たいものや熱いものがしみる
歯と歯の間に隙間ができてきた
歯ぐきが下がり、歯の根元が見える
歯ぐきのラインが不揃いになった気がする
※ 1つでも当てはまる場合は、早めの相談をおすすめします
正常な状態
歯ぐきがピンク色で引き締まっている
歯の根元が露出していない
しみたり痛むことがない
歯肉退縮の状態
歯ぐきが痩せて歯が長く見える
歯の根元(象牙質)が露出
知覚過敏が起こりやすい
歯肉退縮の進行段階
※ 進行の程度はあくまでも目安であり、実際の状態は専門的な診査でなければ正確に判断できません。
自己判断で放置せず、早期の受診・相談をおすすめします。
Stage 1
健康な状態
歯ぐきが歯をしっかりと
覆っている
- ピンク色の歯ぐき
- 引き締まった状態
Stage 2
軽度
歯ぐきがわずかに下がる
- 1-2mm程度の退縮
- 軽い知覚過敏
Stage 3
中等度
明かな歯ぐき下がり
- 3-4mm程度の退縮
- 歯根の露出が目立つ
Stage 4
重度
歯根が大きく露出
- 5mm以上の退縮
- 歯の動揺が見られる
放置による歯肉退縮の進行と5つのリスク
見た目の問題だけでなく、知覚過敏や虫歯、さらには歯の寿命にも関わるリスクがあります。以下に、歯肉退縮を放置した場合に起こりうる代表的な問題点を紹介します。
審美面の変化
歯ぐきが下がることで歯が長く見え、老けた印象を与えてしまうことがあります。口元の印象が変わり、笑顔に自信が持てなくなるケースもあります。
しみる
歯ぐきが退縮して露出する部分は、本来は歯ぐきで守られている「歯根」です。この部分は刺激に弱いため、冷たいものや熱いものがしみる「知覚過敏」が起こりやすくなります。
根の部分の虫歯
露出した歯根はエナメル質で覆われていないため、虫歯になりやすいのが特徴です。根面虫歯は進行が早く、治療が難しくなることもあります。
非う蝕性歯頸部疾患
(くさび状欠損)
歯肉退縮によって、歯のエナメル質と歯根の境目が露出すると、その部分が摩耗したり、歯ぎしりや噛む力の影響で欠けたりすることがあります。
歯を失うリスク
進行が進むと、歯を支える骨が減少し、最終的に歯がぐらついたり、抜歯が必要になるケースもあります。
歯肉退縮が進行する悪循環
歯肉退縮は、一度始まると 複数のトラブルが互いに影響し合い、どんどん進行していく“悪循環” を引き起こします。
放置しても自然に治ることはなく、徐々に進行していきます。歯ぐきが下がって、知覚過敏の症状が出てくると歯磨きがしづらくなり、十分に汚れが落とせない → 炎症が起きやすくなるという悪い流れが始まります。
歯肉退縮は、始まった時点で必ずどこかで介入しないと進行しますので、専門的な治療が悪循環を断ち切るためには不可欠です。
早期発見が鍵です
早期治療のメリット
歯ぐきを健康な状態に戻す再生治療が可能
治療期間が短く、身体への負担が少ない
治療費用も軽度のうちなら抑えられる
将来の歯の喪失リスクを大幅に軽減
早期治療のメリット
歯ぐきを健康な状態に戻す再生治療が可能
治療期間が短く、身体への負担が少ない
治療費用も軽度のうちなら抑えられる
将来の歯の喪失リスクを大幅に軽減
よくある質問
患者様からよくいただく
質問にお答えします。
残念ながら、一度下がってしまった歯ぐきは自然には元に戻りません。ただし、早期に適切な治療を受けることで、歯肉を再生させることが可能です。放置すると進行する一方なので、症状に気づいたら早めにご相談ください。
はい、痛みがなくても治療をおすすめします。歯肉退縮は初期段階では痛みを感じないことが多いですが、進行すると知覚過敏や歯の動揺などの深刻な問題を引き起こします。見た目の変化や軽い違和感があれば、早めの受診が将来の歯の健康を守ります。
症状の程度によって異なりますが、軽度の場合は1〜2ヶ月程度、中等度以上の場合は3〜6ヶ月程度が目安です。まずは精密検査を行い、お一人おひとりの状態に合わせた治療計画をご提案いたします。初回のカウンセリングは無料ですので、お気軽にご相談ください。
はい、10代・20代でも歯ぐきが下がることはあります。この年代では、歯周病よりも強い力での歯磨き・硬い歯ブラシの使用・歯並びや矯正治療・口呼吸などが主な原因です。若いうちに進行してしまうと、知覚過敏や見た目の問題につながることもあります。気になる症状があるときは、早めに歯科医院でチェックを受けましょう。