NHK『あしたが変わるトリセツショー』で特集された「口の衰え(オーラルフレイル)」と「舌の筋肉」の重要性について歯科医が解説します。むせやすい、滑舌が悪くなったと感じる方は必見!肥後橋駅直結の大阪つつい歯科・矯正歯科で、お口の機能低下を防ぐ最新ケアを始めませんか?
皆様、こんにちは。
肥後橋駅・渡辺橋駅直結、中之島フェスティバルタワー15階にある大阪つつい歯科・矯正歯科の筒井万里子です。
先日、NHKの番組『あしたが変わるトリセツショー』にて「口の健康が寿命を左右!?むせ・滑舌に要注意」というテーマで、「舌」に関する特集が放送されました。
http://nhk-torisetsu-tongue-oral-frailty
「最近、食事中にむせやすくなった」
「硬いものが噛みづらい」
「滑舌が悪くなり、人と話すのが億劫になってきた」
そんなお悩みはありませんか?実はこれ、単なる加齢ではなく「舌の筋肉の衰え(オーラルフレイル)」が原因かもしれません。今回は番組で紹介された驚きの新常識と、今日からできる「舌トレ」、そして当院でサポートできるお口の機能維持について詳しく解説します。
1. 健康寿命の鍵は「歯」だけでなく「舌」にあった!
番組で最も強調されていたのは、お口の健康=歯の健康だけではないということです。
「舌の衰え」が引き起こす恐ろしい連鎖
舌の周りにはたくさんの筋肉があります。この筋肉(舌圧)が衰えると、食べ物をうまく飲み込めなかったり、お肉などのタンパク質を避けるようになったりします。
舌の衰えを放置すると以下のような連鎖が起こる可能性があります。
- 滑舌の悪化により、人との会話や社会的なつながりが減る
- 栄養不足(低栄養)や筋力低下につながる
- 将来的に要介護リスクや認知機能の低下を招く恐れがある
この「お口のちょっとした衰え」のことをオーラルフレイル(口腔機能低下症)と呼び、50代頃から急増するため注意が必要です。
🦷 オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルとは、口の機能に生じる「ささいな衰え」のことです。噛みごたえのある食べ物が食べにくい、言葉がはっきりしない、むせやすいなどの変化が重なった状態です。これを放置すると、要介護認定や死亡リスクも高くなることが研究でわかっています。(出典:Tanaka T, Iijima K, et al. J Gerontol Med Sci 2018)
👅 カギは「歯」より「舌」
8020運動の達成率が約6割に向上した一方、噛むことへの悩みは減っていません。理由は咀嚼の主役が「舌」にもあるから。舌が衰えると食べ物を歯の上に乗せられず、うまく噛めなくなります。さらに滑舌悪化→会話が億劫→社会参加減少→認知機能低下、という悪循環にも。
2. 1日3分でできる「最強の舌トレ」
💪 1回3分「舌トレ」で予防
愛知医科大学・前田圭介特任教授が開発した舌トレを11名が2週間実践。全員の舌圧がアップし「むせなくなった」「滑舌改善」など喜びの声が続出。毎日続けることが大切です。嬉しいことに、筋肉である「舌」は何歳からでも鍛え直すことができます!番組では、以下の効果的な舌のトレーニング(舌トレ)が紹介されていました。
① 日常でできる対策「よく噛む」&「カラオケ」
舌を動かせば動かすほど、周辺の筋肉も鍛えられます。食事の際によく噛むことはもちろん、「カラオケ」でしっかり声を出して歌う習慣がある人は、舌の筋肉(舌圧)が高いことが分かっているそうです🎤🎤🎤
② トリセツ流「3分舌トレ」
番組内で開発された、1回3分でできる簡単な体操です。朝・昼・晩に以下のセットを行うことで、口の機能が大幅に改善したデータが紹介されていました。
- アーウー体操(発声しながら舌と口を大きく動かす)
- イー体操(口を横にしっかり引いて発声する)
- 舌ストレッチ(舌を思い切り前に出したり、左右に動かしたりする)
※各10回を1セットの目安として、無理のない範囲で続けてみましょう!
3. 「舌の衰え」が気になったら、大阪つつい歯科・矯正歯科へ
ご自身の「舌の筋肉(舌圧)」がどれくらいあるか、そして「正しく噛めているか」は、ご自身ではなかなか判断が難しいものです。
歯科医院はお口の機能を「検査・改善」する場所
当院では、虫歯や歯周病の治療・予防はもちろん、お口全体の機能(噛む・飲み込む・話す)が正常に働いているかを総合的にチェックすることができます。
舌圧計や口唇圧計を用いて現状を正しく把握することによって、口腔機能低下症などの診断や治療計画を立てていくことができます。
- 「最近むせやすくなった」
- 「テレビを見て、自分のお口の機能が心配になった」
このような些細なお悩みでも、どうぞお気軽にご相談ください。当院のドクターは世界標準の先進医療を学んでおり、歯の治療だけでなく、お口周りの筋肉や噛み合わせを含めた「総合的な口腔ケア」をご提案いたします。
歯科医院で専門的にお口の周りの筋肉を鍛える治療方法 MFT(口腔筋機能療法:Myofunctional Therapy)は、お子様の歯並び改善のために行われるイメージが強いかもしれませんが、実は大人にとっても非常に重要であり、生涯にわたるお口と全身の健康を支えるための医学的なトレーニングです。
MFTが子供だけでなく大人にも必要とされる理由を、医学的な根拠(エビデンス)とともにお伝えします。
MFT(口腔筋機能療法)とは?
MFTとは、舌、口唇、頬などの「お口周りの筋肉」のバランスを整え、正しく機能させるためのトレーニングです。
「正しい舌の位置(スポット)」「正しい飲み込み方」「鼻呼吸の確立」を目的としています。
Shutterstock
子供に対するMFTの医学的根拠:骨格の「成長発育」を導く
子供の時期に行うMFTの最大の目的は、正しい顎の成長と歯並びの発育を促すことです。
大人に対するMFTの医学的根拠:機能の「回復・維持」と「疾病予防」
大人の場合、顎の骨の成長は既に完了していますが、筋肉のバランスは年齢を問わず変化します。大人にMFTが必要な理由は多岐にわたります。
① 矯正治療後の「後戻り」を防ぐ(歯列の均衡理論)
歯は、「内側からの舌の圧力」と「外側からの唇・頬の圧力」が釣り合った位置(バクシネーターメカニズム)に並びます。
大人の矯正治療で歯並びを綺麗にしても、舌を前に突き出す癖(舌突出癖)や口呼吸が残っていると、筋肉の圧力によって歯が元の位置に押し戻されてしまいます。矯正治療の成功と長期的な安定には、MFTによる筋肉の再教育が不可欠です。
② 睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の改善・予防
近年、大人向けのMFTとして世界的に注目されているのが睡眠時無呼吸症候群へのアプローチです。
睡眠中に舌の筋肉が弛緩して喉の奥(気道)に落ち込むこと(舌根沈下)が原因の一つです。医学的な研究(Camachoらによるシステマティックレビュー等)により、MFTを行って舌や咽頭周囲の筋肉を鍛えることで、気道の閉塞を防ぎ、いびきや無呼吸の症状を軽減させる効果があることが実証されています。
③ 歯周病・虫歯・口臭の予防(ドライマウスの改善)
口周辺の筋力が低下して口がぽかんと開いていると、口呼吸になりやすくなります。
口呼吸は唾液を乾燥させます。唾液には、細菌を洗い流す「自浄作用」や、酸を中和する「緩衝作用」、細菌の増殖を抑える「抗菌作用」など、口腔内を守る強力な防衛機能があります。MFTで口唇閉鎖力(口を閉じる力)を鍛え、鼻呼吸を促すことは、唾液の機能を最大限に発揮させ、歯周病や虫歯を防ぐ医学的に理にかなった予防法です。
④ オーラルフレイル(口腔機能低下症)の予防
今回のテーマでも触れた通り、加齢とともに舌や口周りの筋肉は衰えます(オーラルフレイル)。
大人のうちからMFTを通じて舌を鍛えておくことで、将来的な「むせ」「嚥下障害(飲み込みにくさ)」「滑舌の低下」を防ぎ、健康寿命を延ばすこと(介護予防)に直結します。
痛くない・リラックスできる環境でお待ちしています
歯医者特有の「痛い」「怖い」というイメージをなくすため、当院では患者様とのコミュニケーションを最優先にしています。マイクロスコープ等の最新設備を用いた精密なチェックと、徹底した衛生管理(クラスB滅菌機導入)で、安心して受診していただけます。
まとめ:お口の機能貯金で、いつまでも楽しく食事を!
NHK『あしたが変わるトリセツショー』が伝えていた通り、舌を鍛えることは「全身の健康寿命」を延ばすための強力な対策です。
毎日の「舌トレ」習慣に加えて、当院での定期的な検診とプロフェッショナルケアを組み合わせることで、いつまでもご自身の歯と舌で、美味しく食事を楽しめる人生を目指しましょう!
【ご予約・お問い合わせはこちら】
- 住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー15階(アクセス詳細はこちら)
- アクセス:大阪メトロ四つ橋線「肥後橋駅」4番出口直結 / 京阪中之島線「渡辺橋駅」12番出口直結
- お電話:06-6231-8211
- WEB予約:公式サイトより24時間受付中
■ 引用・参考
本記事は、2026年4月16日放送のNHK『あしたが変わるトリセツショー:口の健康が寿命を左右!?むせ・滑舌に要注意』の内容を参考に、当院の見解を交えて作成いたしました。
⚠️ 放置すると危険!オーラルフレイルの「負の連鎖」
むせやすくなる・硬いものが噛めない・滑舌が悪くなる
会話が億劫になり、人との交流や社会的なつながりが減る
柔らかいものばかり食べ、栄養不足や全身の筋力低下を招く
将来的な「要介護リスク」の増加・「認知機能」の低下


