【矯正医が徹底比較】マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いは?費用・期間・痛みなど8項目で解説
【結論】マウスピース矯正 vs ワイヤー矯正 8つの違いが一目でわかる比較表
まずは、それぞれの特徴を比較した一覧表をご覧ください。忙しい方はここだけでもチェックしてくださいね。
項目 | マウスピース矯正 (インビザラインなど) | 表側ワイヤー矯正 | 裏側ワイヤー矯正 |
---|---|---|---|
見た目 | ◎ ほぼ目立たない | △ 目立つ | ◎ 全く見えない |
痛み | ◎ 比較的少ない | △ 調整後に痛みが出やすい | △ 調整後の痛み+舌の違和感 |
費用(目安) | ○ 約80~100万円 | ◎ 約70~90万円 | △ 約100~150万円 |
食事の自由度 | ◎ 制限なし(外せる) | △ 制限あり | △ 制限あり |
歯磨きのしやすさ | ◎ いつも通りできる | △ 丁寧なケアが必要 | △ 非常に難しい |
自己管理 | △ 1日20時間以上の装着が必須 | ◎ 不要(付けたまま) | ◎ 不要(付けたまま) |
通院頻度 | ◎ 1.5~3ヶ月に1回 | △ 3週~1ヶ月に1回 | △ 3週~1ヶ月に1回 |
適用範囲 | ○ 多くの症例に対応可 | ◎ ほぼ全ての症例に対応 | ◎ ほぼ全ての症例に対応 |
*費用や期間はあくまで目安であり、症例の難易度や歯科医院によって異なります。
あなたに合うのはどっち?目的別おすすめ矯正法チャート
ご自身の希望に当てはまるものを選んでみましょう!
Q1. 矯正していることを、とにかく他人に知られたくない?
→ YES: マウスピース矯正 or 裏側矯正 がおすすめ!
→ NO: Q2へ
Q2. 毎日の食事や歯磨きは、普段通りにしたい?
→ YES: マウスピース矯正 が最適!
→ NO: Q3へ
Q3. 費用をできるだけ抑えたい?
→ YES: 表側ワイヤー矯正 が第一候補!
→ NO: どの方法も選択肢になります。専門医と相談しましょう!
【徹底解説】マウスピース矯正(インビザラインなど)のメリット・デメリット
透明なマウスピース(アライナー)を交換していくことで歯を動かす、近年主流の治療法です。
メリット
- 圧倒的に目立たない:透明なので、つけていることがほとんど分かりません。
- 取り外せる:食事や歯磨きは普段通り。虫歯のリスクも低減できます。
- 痛みが少ない:歯にかかる力が緩やかで、口内炎などのトラブルも少ないです。
- 通院回数が少ない:自己管理が基本なので、忙しい方でも続けやすいです。
- 金属アレルギーの心配なし:プラスチック製なので安心です。
デメリット
- 自己管理が絶対:1日20時間以上の装着が必須。守れないと治療が進みません。
- 紛失・破損リスク:取り外せる分、なくしたり壊したりする可能性があります。
- 適用できない症例もある:非常に複雑な歯並びの場合、ワイヤー矯正との併用などが必要になることがあります。
【徹底解説】ワイヤー矯正のメリット・デメリット
歯にブラケットという装置を付け、ワイヤーを通して歯を動かす最も歴史と実績のある治療法です。
2.1 表側矯正(最もスタンダード)
メリット
- 適用範囲が最も広い:どんなに複雑な歯並びでも、ほぼ全ての症例に対応可能です。
- 費用が比較的リーズナブル:他の方法に比べて費用を抑えられます。
- 確実性が高い:歯科医師が直接管理するため、計画通りに治療が進みやすいです。
デメリット
- 装置が目立つ:金属の装置は見た目が気になります。(白い装置で目立ちにくくはできます)
- 痛みや口内炎:調整後の痛みや、装置が口内に当たる不快感が出やすいです。
- 食事や歯磨きに工夫が必要:食べ物が挟まりやすく、虫歯にならないよう丁寧なケアが必須です。
2.2 裏側矯正(究極の審美性)
メリット
- 外から全く見えない:装置が歯の裏側なので、誰にも気づかれずに矯正ができます。
デメリット
- 費用が最も高額:オーダーメイドの装置と高度な技術が必要なため、最も高価です。
- 舌の違和感や発音への影響:慣れるまで舌が装置に当たり、話しにくさを感じることがあります。
- 歯磨きが非常に難しい:見えない部分のケアなので、高い技術と慣れが必要です。
【矯正医からの注意喚起】”格安マウスピース矯正”の知られざるリスク
安さだけで選ぶのは危険です!
最近「00万円~」といった格安のマウスピース矯正の広告を見かけますが、注意が必要です。これらの多くは、歯科医師による精密な診断や治療計画なしに、オンラインで完結してしまうサービスの可能性もあります。
歯を動かすことは、歯根や顎の骨にも影響を与える難易度の高い医療行為です。不適切な矯正は、歯が抜ける、噛み合わせが崩壊する、後戻りできないほどのダメージを負うなど、深刻なトラブルにつながる危険性があります。矯正治療は必ず、信頼できる矯正医のもとで、精密検査を受けてから開始してください。
まとめ:後悔しない矯正治療は「専門家との出会い」から
マウスピース矯正とワイヤー矯正、それぞれに素晴らしい点と注意すべき点があります。大切なのは、どちらが優れているかではなく、「あなたの歯並び、ライフスタイル、価値観に、どちらが最も合っているか」です。
インターネットの情報だけで判断せず、まずは矯正治療のプロに相談することが、美しく健康な歯並びへの最短ルートです。信頼できる歯科医師は、あなた以上にあなたの口元の未来を考え、最適なゴールへと導いてくれるはずです。
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大阪つつい歯科・矯正歯科では、矯正専門医による無料カウンセリングを実施しています。
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