「噛みにくいし、歯も磨きにくい。このままで大丈夫なのかな…」
受け口と、重なり合ったガタガタの歯並び。
40代の患者様が抱えていたのは、見た目だけの悩みではありませんでした。
うまく噛めない。
歯ブラシが届きにくい。
そして、噛み合わせが安定せず、顎も疲れやすい。
「これから先も、自分の歯でしっかり噛んでいきたい」
そんな想いから、矯正治療が始まりました。
ただ、治療を始めるにあたって、一つ大きな問題がありました。
右下の前歯1本に、歯ぐき下がりと強い揺れがあり、長期的に残していくことが難しい状態だったのです。
そこで、無理にその歯を残すのではなく、
予後を考えて右下の前歯を1本だけ抜歯。
そして、そのスペースを利用して、
ガタガタだった下の歯をきれいに並べていく治療計画を立てました。
一方、上の歯は1本も抜歯せずに矯正。
骨格的に上下の顎の大きさにズレがある難しいケースでしたが、
一人ひとりの骨格と歯の状態に合わせて、マウスピースで少しずつ噛み合わせを整えていきました。
治療期間は約1年8ヶ月。
治療後には、
大きくガタついていた歯並びがきれいに整い、
気になっていた受け口も改善。
そして何より、
「しっかり噛めるようになった」
「顎が疲れにくくなった」
という嬉しい変化も。
矯正治療は、
ただ歯をきれいに並べるだけではありません。
状態の悪い歯をどうするのか。
どの歯を残し、どう並べれば、これから先のお口全体にとって良いのか。
10年、20年先まで考えて、
一人ひとりに合った治療計画を立てることが大切です。
40代からでも、決して遅くありません。
「見た目だけじゃなく、これからも自分の歯でしっかり噛みたい」
そう思った“今”が、
これからのお口の健康を考えるタイミングかもしれません。
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